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2009/02/07

旭山動物園物語

本日公開の映画「旭山動物園物語~ペンギンが空をとぶ」を観てきました。

旭山動物園といえば日本最北の動物園で、いまは年間300万人以上の入場者数を数える日本有数の動物園です。この動物園を特徴づけているのが「行動展示」と呼ばれる展示方法で、動物たちが野生に近い生き生きとした姿を見せてくれるように、施設を工夫しているということです。

その旭山動物園の多難な時代から現在に至るまでのストーリーが映画の中で展開されており、園長をはじめとする飼育スタッフたちの奮闘ぶりが描かれていきます。ご多分に漏れず、地方の動物園にありがちな入場者数の減少、税金の無駄遣いと叩く議会。それでもなんとかして動物たちの生き様を見せてあげたいと願う園長は夜間や冬期間の開園、飼育係のワンポイントガイドなど、あれこれ工夫はしてみるもののなかなか効果は上がらず。ゴリラがエキノコックス症で死んでしまうことが明らかになると(これは実話)、マスコミにも叩かれ、ついに市長は廃園を検討しているところまで追い込まれてしまいます。

でも、スタッフたちは諦めません。動物の着ぐるみを身につけて、旭川駅前での存続を願うビラ配り。園長も学校を回って子どもたちに動物の魅力を訴えます。こんなことしても無駄だと思うスタッフもいましたが、「動物園をなくさないで」と貯金箱を差し出す子ども、そして市役所を取り囲む「廃園反対」を訴える大勢の市民。その小さな努力は大きな波へとつながり、市長は選挙で落選。園長は新市長に自分たちの夢を実現すべくアピール。あたかもペンギンが空を飛ぶように見える「ぺんぎん館」を完成させます。

この映画は副園長がモデルとされている新人飼育係の人間としての成長ぶりも注目できる点です。子どもの頃からいじめられっ子、人付き合いが嫌いという彼がベテランの飼育係と何度も衝突しながら、だんだんと一人前になっていく様子を見ることができます。

そして、なによりももうひとつの主役は旭山動物園の動物たち。ゾウが雪玉を投げてきたり、ホッキョクグマが襲いかかるかのように迫ってきたり、オランウータンが空中散歩したり。ほかの動物園では見られないような生き生きとした姿がスクリーンに描き出されています。

こんな素敵な魅力がつまっている旭山動物園、ぜひ一度訪れてみたいと実感した映画でした。クライマックスはもうウルウル状態になっていたほどでした。

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