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2008/08/23

宮脇俊三と鉄道紀行展

今日は世田谷文学館で開催されている企画展「宮脇俊三と鉄道紀行展」に行ってみました。流浪人さんのブログでも紹介されていて、鉄道の旅好きな者としてはなかなか面白そうな内容の企画展と思い、足を向けてみたというわけです。

最寄り駅は京王線の芦花公園なので、横浜から東横線~田園都市線~世田谷線~京王園と乗り継いで行きます。久しぶりに乗った世田谷線も、静かな住宅街の中をトコトコ走っているのんびり気分を味わえて、なかなか楽しかったです。

さて、故・宮脇俊三氏は鉄道紀行の本を単なる鉄道ファンの楽しみから文芸の一ジャンルとして押し上げた第一人者として評価されています。長く世田谷線の沿線に住んでいたことから、この地にも大いにゆかりのある作家です。ユーモアあふれるその文章は思わずニヤリとさせられることがしばしあり、読む人たちを楽しませてくれます。

もともと作家になる前は出版社で編集者として活躍。編集者時代の貴重な展示から始まり、様々な著作にかかわるエピソードや資料が紹介されていて、なかなか見応えがあるものでした。

印象に残ったものとして、氏のひとつの言葉があります。

「読む人より自分が面白がっちゃいけない。
楽しそうに書いている旅行記って面白くないんですよ。
なるべく押さえて、やさしい文章できるだけ正確で、
なおかつ価値があり面白ければいいんで、
そういうことだけ書こうと心がけています。」

なるほど、氏の紀行文が一般の人たちにも受け入れられたのは、文章を書く時にこういう心がけをしていたというわけですね。

これはブログの執筆にも相通じるところがあるのではないかと、思わず痛感したものです。

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コメント

先日はトラックバックをいただきましてありがとうございました。

私はどちらかというと種村先生の執筆を読むことが多かったのですが、初めて宮脇先生の執筆を読んだ時には書き方やスタンスが全く違いから非常に新鮮な印象を受けました。

今回の企画展はそのことを再認識させてくれる非常に良いものでした。「読書の秋」も間近なので、少し暑さが落ち着いたら宮脇先生の執筆を楽しんでみようと思います(^^)。

投稿: 流浪人佐野 | 2008/08/24 22:16

>流浪人佐野さま
種村氏と宮脇氏の文章の書き方の違いは、出版する前の背景にも関係があるのではないかと思います。種村氏は新聞記者の視点、宮脇氏は編集者の視点から物書きをしています。

宮脇氏の著作はどれも味わいがありユーモアに富んでいます。どこか引き込まれるようなワクワク感も味わえるので、ぜひ読んでみて下さい。

投稿: つばさ | 2008/08/25 22:15

>読む人より自分が面白がっちゃいけない

あくまで宮脇氏の見解でしょうけど、ここは人によって意見が分かれますね。

「自分が面白くないのに他人が読んで面白いものか」とアドバイスする人もいますし。

読んで面白くないのは「楽しそうに書いている」からではなく、自分だけが理解できる言葉でしか書かない単なる自己満足の域を出ないからでしょう。

拙者ですか?そりゃもちろん(以下略(^^;)

投稿: セバスチャン雲葉 | 2008/08/26 00:13

>セバスチャン雲葉さま
読んでいても面白くない、楽しくないブログってたいてい自己満足の域を出ていないものが多いですね。やはり、読み手がいるということを意識しながら書いていく努力はしていかないと。

だから、文章の中に少しでも役立つ情報が含めるようにできればいいかなって思っています。

投稿: つばさ | 2008/08/26 22:21

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