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2005/11/28

坂本ケーブル

山木立の中にあるケーブル延暦寺駅は大正末期のケーブル開業時のものがそのまま残されていて、今ではレトロな雰囲気を醸し出しています。駅舎の両サイドにある展望台からは琵琶湖の北側と南側の眺めを楽しむことができます。当日、モブログ投稿した画像はここの展望台から撮影したものです。

さて、坂本ケーブルは日本最長のケーブルで、その長さは2025m。山上の延暦寺と麓の坂本駅を11分で結びます。ケーブルカーでありながら「スルッとKANSAI」のカードが使えるので、手持ちの「2dayチケット」でもそのまま乗車することができます。木製の改札口にカードリーダーが置かれている様子は、なんとも不似合いです。

発車時間が近づくと団体客が押し寄せてきてしまい、車内は非常に窮屈な状態に。でも、団体客のおかげで運転士が俄然やる気を出して、ガイド役を買って出てくれました。ユーモア(というよりはオヤジギャグ)を交えながらケーブルに関する質問に答えたり、車窓に見える眺めのガイドをしてくれました。

このケーブルのユニークなところはトンネルが2か所、橋が7か所もあること。加えて途中駅も2か所にあります。普通、ケーブルは線路が真っ直ぐに敷かれるものですが、ここ坂本ケーブルはカーブも多くあります。なにしろ、会社名が

「比叡山鉄道カーブ式会社」

と呼ばれるだけあります(運転士談)。

山の中にはクマはいませんが、鹿やサルはたびたび見ることがあるそうです。特にサルはいたずらモノで、山を下りて坂本駅の売店を襲撃して、食べ物を奪っていったこともあるそうです。

ところどころ開けているところから琵琶湖を眺めることができます。山の上から見ると、とにかく広いというのを実感します。とりわけこの日は空気も澄んでいたせいか、北側は竹生島まで見ることができました。でも混雑しているせいもあって反対側にいる人はその眺めを楽しむことができません。そこで運転士がフォローに入って、

「右側に座っている人は見えませんので、また今度お越し下さい」

と笑いを誘っておりました。

ゆっくり、ゆっくりと山を下ってケーブル坂本駅に到着。日吉大社の門前町として開けた坂本の町は、自然石を積み上げた石積みの町として知られています。のんびりと歩いて街の様子を眺めながら、京阪電車の駅に向かうことにします。

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