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2005/06/12

日本海るもい号

ホテルを8時過ぎにチェックアウトして、中央バスの札幌ターミナルに向かいます。今日の目的地は増毛・留萌方面です。列車は接続の関係であまり便利とは言えないので、バスの方が速くて便利です。留萌方面は高速道路を走る「高速るもい号」がメインですが、今日利用するのは高速道路を通らず、日本海沿いのルート(国道231号線)を走っていく「日本海るもい号」です。

札幌ターミナルからは道内各地へ向けて高速バスがひっきりなしで発車していきますが、どのバスもすいています。「日本海るもい号」も同じようにすいているだろうとタカをくくっていたのが大間違い。早めに行ってのりばに並んでいたら、あっという間に行列ができていました。いくら1日1本のルートとはいえ、これだけのお客さんが留萌まで行くのでしょうか? 結局、ターミナルからは30人以上が乗車し、札幌駅近くのバス停からも3人乗ってきて、かなりの賑わいです。ちなみに、バスは高速バスと同じタイプなので、しっかりとリクライニングシート・トイレ装備なので安心してくつろげます。

札幌市街地を北上して、石狩市へ。左手にはまだ雪の残る手稲山の姿がはっきりと見渡せます。石狩川の河口近くを長い橋で渡って、最初のバス停で早くもお客さんが降りていきます。留萌までの長距離を走るバスとはいえ、途中のバス停では乗り降り自由で、しかもこのバスは中央バスカードが使えますから、普通の路線バスと同じような使われ方をしています。ちなみに増毛・留萌まで乗り通すなら中央バスカードを使った方がちょっぴり安上がりで、残った分はあとで札幌や小樽で使うことができます。

厚田村にはいるといよいよ北海道らしい景色が広がってきます。このあたりから視界も開け、日本海を眺めることができます。途中の戸田墓園入口というバス停で、車内の2/3くらいのお客さんが降りていきます。なるほど、墓参りで利用している人が多かったというわけですね。

厚田村の市街地を抜けると、いよいよ日本海に沿ってバスは走ります。本当に波打ち際に道路が通っているという感じです。春の日本海はとても穏やかではありますが、冬の時期はどうなんでしょう? 高波が押し寄せ、荒れている日本海を間近に眺めることになるのでしょう。そんな状況でこのバスが走れるのものなんでしょうか? 波がかかってきそうなところはトンネルやシェルターで覆われているものの、ものすごく厳しい道路条件であることには変わりありません。

ところどころ、アイヌ語由来と思われる地名が現れるのも北海道らしいところです。それも漢字を当てただけで、知らなければ絶対読めない地名もあります。安瀬は「やそすけ」、濃昼は「ごきびる」と読むそうです。

浜益村に入って、市街地を通り抜けると、道路条件はさらに厳しいものとなります。波打ち際を走るかと思えば、断崖絶壁を長いトンネルで抜けていったりと、変化に富んだものです。特に浜益村と増毛町の境界にあたる雄冬は、かつては道路が通じていなかったので増毛から船で行き来するしかなかったところ。冬に海が荒れてしまうと陸の孤島と化してしまうところでした。国道が全通したのは20年ちょっと前のことで、ようやく車で行き来することができるようになったのです。

雄冬岬の展望台からの日本海の眺めは絶景です。特に夕陽が沈む時は素晴らしいと言われています。路線バスの旅なので素通りしてしまうのが惜しいほどです。雄冬から増毛にかけても長いトンネルが続いて、札幌から2時間半ほどで増毛のバスターミナルに到着します。2000円で楽しめる日本海沿いのルートは素晴らしく、これまで乗ったバス旅の風景の中でも5本の指に入るのは間違いありません。

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